Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
青鬼赤鬼ら地獄の鬼の姿を沢山拵えて関羽の手下のように飾ってある。その美術がてかてか面白く出来て居る。こういう寺及び七、八軒ある小村を過ぎて少しく北に行くと、平地に二丁四面程の高地があって、そこに武器庫が建ててある。それから北へ二里、西へ半里、東へ二里ばかりある広野があります。その曠原において大調練をやります。始めの二日はシナ兵、後の二日はチベット兵、これは大抵夏季の終り、即ち陽暦の八月末九月初頃に行うので、もっともその時が非常に都合が好い、麦は皆刈取られていずこへ走ったところが麦作を害するということはないからです。
その時にはシナの駐蔵大臣はもちろんチベットの将軍らも皆出て行きまして、成績良い兵士に一円より十円までの金を与えるもあれば銀製の賞牌を与えるもあります。今でもチベットでは兵士に弓を引くことを必要なる業として授けて居る。鉄砲もこの頃は幾分か西洋式の調練をやって居るけれども、見るに足る程の事もない。これはシナ兵士が教えまたインドで学んだチベット兵が教えて居るのです。
兵士の気概 は私の観察したところではシナ兵にもチベット兵にもない。かえって兵士は普通人民より劣りはすまいかと思う程です。