Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
経文と小僧の始末
所には空馬がない。幸いここによい事がある。ちょうどこの人も四、五日経つと行くのだが、我々よりもかえって早くカルカッタに着く人がある。それは駐蔵大臣の衙門からトモの城へ指して兵士の給料を持って行くので、大分に馬も空いて居る様子だからそれに積んで行って貰うたら都合がよくはないか。その代り少し金を沢山遣らんでは肯くまいがどうだろう」という。「よろしい。荷物が早く着くなら金は少し余計遣ってもよろしいから」というのでその事はほぼ極った。そういう事でかれこれ夕方まで話をして居りました。それからまず寺に帰って来たが、寺にあるところの経書類の仮荷造りをしてラサ府まで持ち出さなければならん。
経文と小僧の始末 そこでその夜は徹夜して書物の仮荷造りをして、その翌五月二十四日の午前中に人を雇うて、その経書類を皆ラサ府の天和堂に送ってしまった。ところがその日は幸いに寺内が非常に淋しいです。元来六、七千の僧侶が居っていつでも賑かで、荷物などの取片付けをすれば人が見てどうしたとかこうしたというような喧しい話も沢山出るのですけれども、その日は一つのカムツァン(僧舎)に二人か三人しか居らない。