Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
ピンビタンの兵営
川に沿いだんだん南に降って行くこと二里半ばかりにして即ち
ピンビタンの兵営 に着きました。この日は雨が沢山降って居ったものですから下僕も私も非常に疲れたので、いよいよそのピンビタンの兵営に着きある兵舎を借りて宿りました。明日はこの兵舎の取調べは受けないでもよいという話。直にここからトモ・リンチェンガンに行き、その関所の長官より書付を貰い、その書付を証拠としても一つ向うのシナ人の守って居るニャートンの城門を通して貰うて、それからいわゆる第五の関所なるニャートンの本城の守関長の取調べを受け書面を貰うて、またピンビタンに引返して来なければならぬ。ところがピンビタンでは午前十一時から十一時半までの間でなければ書面を渡さぬということを聞きました。
そこでまず明日早くからトモの方に出掛ける必要があるけれども、なかなか明日中には片付きそうもない。これもやはり四、五日は掛るであろうという予定であった。この間でもやはりぐずぐずして居るとどうも追手の着く憂があるのみならず、もうパーリーまでこういう者を捉えてくれという通知があればニャートンまでは夜通しでもじきに手紙が通じますから、私は到底自分の目的を達することが出来ぬ。