Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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チベットりょこうき

チベット旅行記

河口 慧海

Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme

Aozora Bunko

七日経っても便りがない。

八日経つとトモ・リンチェンガンの地方から出て来た商人があってそれに聞きますと、シナ人二人が大変下僕を沢山連れて馬と騾馬二十疋ばかりで出て来たところが、雨が沢山降って居るところへあの危ない道を来たもんだから、馬が辷り落ちてしまって三疋川の中に陥り込んだ。それで馬は死んでしまう、荷物は何か分らんがまずその言うところによると麝香と銀貨が沢山入って居ったという事で、そのシナの商人はトモからこちらへは来ないであとへ引き戻すというような訳。商売に出掛ける金が無くなってしまったからでしょう。それからどちらのシナ人の荷物が失くなったのかと聞きますと、丈の高い方のシナ人だという。

して見ると私の預けた人に当りますので、こりゃ困った事が出来た、自分の荷物が着かん事になる。で十日経ってもただそんな話を聞くばかりで一向荷物の出て来る様子も見えない。朝夕案じて居ると十二日目の朝便りがあってその晩方シナ人が二人とも着きまして、それは皆私の荷物も一緒に積んで来たです。そこでまあ私の荷物は無事に受取る事が出来た。トモからここまで運んで来た馬二駄の入費が十三ルピー、それを払いまして七月一日にその荷物を受取り、その翌日すぐにカリンポンを出立して坂を下る事十哩にしてチスターという大なる川に出ました。