Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
であるです。随分大金が掛って居るようでその構造も非常に立派である。その次第がいちいち石に刻み付けてある。ある所にはチベット語で記されてありその次はネパール語、次にインド語、英語、パーシー語と五つに分れて居る。その夕暮ビチャゴリという小さな村に着きました。其村は前にも泊った所で、前に泊った時分には虎の嘯いて居る声を聞いて
月清しをどろに嘯く虎の音に
ビチャゴリ川の水はよどめる
と詠んだ事を思い出し、翌朝早く起きた時分に虎は居りませぬが月がよく冴えて居ります。その月を見てまたその答に一首詠みました。
ビチャゴリの月は昔の月ながら
嘯く虎の今はいづくぞ
早朝出立、川を渡って向うに行きますと番兵所があって、そこで通行券を取調べる。番兵所には五、六人の兵士が居って五、六挺の鉄砲が備えてある。もし怪しい挙動の者があれば直に銃殺してもよいというだけの権利を番兵に付与されてある。この間文学上いろいろ感じた歌などを作ったり何かしましたが、この事は直接に関係がないから略して置きます。この日は実に沢山な道を通過しスパルタという所を通り抜けてバヒセという所に宿り、その翌日三里ほど進んでビンビテーという駅に着きました。