Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
ですからラサ府の市民もやはり沢山に観に来て居ります。大本堂から繰り出して僧舎の間を二町ばかり下って石塀の外に出ますと、広庭になって居る。それはラサ府まで見晴しの広庭である。その広庭を二町ばかり下におりますと、そこに草家葺きのようなものが、竹、木、麦稈等で建てられて居る。その前に着くと主なるラマは、先の劒のごとくにしてある三角形のバタの紋付の供物と、鎗形にしてあるものと、麦焦しでこしらえた三角形のものに対して何か唱え言をする。そのぐるりには二百人ばかりの僧侶が太鼓を打ち鐃鉢を鳴らして居るです。そうしてお経を読み出すその間に、一人の僧侶が鐃鉢を持ってその大勢の僧侶の中を踊り廻るのですが、その踊り方が余程面白く太鼓と鐃鉢の調子できまって行きます。これはちょうど音頭取りのようなものです。だがその鐃鉢を打ちながら踊り廻る様子の活発で、またその素振りの面白い事は、他の国の舞曲とかダンスとかいうようなものとは余程違って居る。
そういう事をやって居るうちに時機を計って、主任導師が数珠を振り上げ打ち付ける真似をしますと、鎗方の僧侶が鎗をその草屋の内に打ち付けます。