Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
そんなところを見ると全く気狂いのようでもない。いろいろ話したが常識を備えた人の話と変らない。その話の中に「私はこんなに痩せる訳はないけれども、三ヵ月以前に私の下僕が盗人をした。それを譴責したところが大いに怒って私のこの横腹へ刀を突き込んだ。それで腸が少し出て非常に困難をした。もしあなたが来て居ることを早くあの時に知ったならばこんなに困難もしなかったであろう。」「それはお気の毒な事であった」といろいろそんな話をしてその方々は帰りました。すると天和堂の奥さんの話がおかしい。「なかなかパーラーのぼんちはうまい事を言われる。自分が悪い事をして腹を傷つけられたのに、あんなてれ隠しを言ってあなたを騙そうとするけれども、私はその事情をよく知って居る」と笑いながら話をした。
どういう訳であなたはそういう事を知って居るかというと、なあに私はもとあの兄さんの女房であった。それを兄さんが私の宅が階級が低いものだから長く添うて居る事を親から許されなかった。で兄さんは私を離縁してナムサイリンに養子に行かれたですから、あすこの家の事については何でも私はよく知って居ます。一体あのぼんちは女好きで女に迷うて沢山な借金を拵え、その女と酒との揚句に何か喧嘩が起って腹を切られたんで、今あのぼんちの言われたような立派な話じゃないですと言われ