Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
そのはずです、チベット最上等の羊毛だんだら織ですから……。実に立派なものです。けれども指環は貴族の婦人を除くのほかは大抵銀が多いのです。
履はみな赤と緑色の羅紗で縫われたところの美しい履を穿きます。そういう立派な粧いであるに拘わらず顔には折々煤黒い物を塗って、見るからが実に厭な粧いです。けれどもその国の慣れて居る人間の眼には、その煤黒い下に赤味のあるのが非常に粋とか意気とかいうのだそうです。これがまあ婦人の身廻りについての風俗といってよい。その容貌はなかなか美しいのも沢山ある。少し色は黒いけれどもまず日本の婦人とほとんど同じような顔容をして居る。
しかし日本の婦人よりは強壮で身体が余程大きい。とても日本の小さな婦人のようなのはチベットでは見ることが出来ん位です。で身体の大きなところへ緩かなる大きな着物を着て居るものですから、その様子がいかにも寛大に見えて居る。貴族の婦女子に至ってはその色の白さといいその美しさといい、日本の美婦人に対してほとんど譲らない位である。
カムの美人とラサの美人 ことにカム地方の婦人の多くは色も白くまたなかなか美人が多い。けれどもごく愛嬌が少なくちっとも愛くるしいという顔を見ることが出来ない。