Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
のキャプション付きの図
ツァ・ルンバ夫婦の驚愕
その夜商隊長が帰ってからツァ・ルンバ夫婦はもううろうろして、どうしようかと心配の余りよう寝なかったそうで、可哀そうにその翌日大蔵大臣の方へ手を廻して、私をひそかに呼び出そうというて使を遣したそうです。ところが私はその日は二十一日の事であったから、外へ行って居りまして大蔵大臣の宅にも居らなかった。そこで大蔵大臣の宅にも居らぬということになったので「さあどうしたらよかろうか」と大変に気を揉み出した。それは外でもない。ツァ・ルンバがダージリンから託されて来た手紙が私の手許にある。私が取り押えられるとその手紙を証拠にされて、ツァ・ルンバその人は下獄されるであろうという恐れを抱き、また私の身上も大いに気遣ったのです。
何しろ自分の身上に降り懸った災難でもあり、また私のためにも大難が起ったというような考えでありますから、夫婦は血眼になってラサの町を捜し廻ったけれども見つからない。ほとんど疲れ果てどうしたらよかろうか、もう縛られたのではないか知らんと思案に暮れて居るところへ、私はその夕方不意と遊びに行ったところが、二人は飛び付くように涙を流して「あなたまあよう来て下すった。