Classici giapponesi con furigana
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しんらん
親鸞
吉川 英治
Leggi 親鸞 (しんらん) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 566.138 caratteri · 1127 schermate
――その大嫌いなおれの支配下へ流されてきたのは、よくよく仏罰のあたった坊主。ずいぶん粗末に扱ってやれ、不愍などかけるとゆるさぬぞ)
初めからこういう調子の年景であったから、部下の態度はおよそ推して知ることができる。――情けというようなものは、みじんも今日までかけられなかった。
で――そろそろ青黒い裏日本の冬の風が波立ってきても、彼のゆるしがないために、板戸一枚造ることができないのだった。
「……おお寒い。日が暮れると、とたんに陽気が変る。――今日は誰が、町へ托鉢に出られたのか」
「生信房どのと、教順どののお二人じゃ」
「はやく帰ればよいにな。……わるくすると、今夜あたり、時雨でのうて、雪になるかも知れん」人々は、灯りのない室の中に、風の音を聞いてかたまっていた。
二
その三人の弟子たちは、皆、善信が京都からこの越後へ送られてくる途々の間に、善信の徳を慕って従いてきた新弟子たちであった。
大町の如道とか、和田の親性とか、松住の円貞などという人々も、善信と知りあう機縁を得て、みな旧教をすてて念仏門の帰依者になった。
彼のあゆむ所には、必ず彼の信仰が、何かの形でこぼれて行った。