Classici giapponesi con furigana
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しんらん
親鸞
吉川 英治
Leggi 親鸞 (しんらん) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 566.138 caratteri · 1127 schermate
七
こう彼が、確信をもっていいきると、一同の顔いろに、ちょっと白けたものが流れて、唖のように、黙り合った。
彼に、問題を提出して、問題の解決に努めていた湛空は、
(これは意外なことを聞く)といったように、ちょっと唖然としているし、念仏房念阿も、勢観房源智も、その他のほとんどといっていい大勢が、
(もってのほかな説)と、明らかに、反対な眸をして、善信の眉を見つめ合った。
「では、承るが――」と、湛空はその人たちの意見を代表して、詰問するように、
「――善信御房は、そういうお考えとすると、御自身の信心も、師の上人の信心も、同じである、一つである、少しも異はないと仰せられるのか」
「そうです」
「ちと、僭越なおことばと存ずるが」
「なぜですか」
「年齢と申し、体験といい、また学問の程度と、あらゆることにおいて、師の上人と、まだ三十歳を出たばかりの御房とは」
「ちがいません」
「はて強情な。――しからば、この湛空の信心と、あなたとでは」
「なんの異るところもない。信心は一です」
「どうして」
「今さら申すまでもないことと私は思う。ひとたび、他力信心のおさとしをうけてから、私は、そんな問題に今日まで迷っていたことはありません。