Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しんらん

親鸞

吉川 英治

Leggi 親鸞 (しんらん) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 566.138 caratteri · 1127 schermate

Aozora Bunko

三

「これ……。うかつなことをいいなさんな、法師のすがたも見える」

「何といおうが、わしらは、念仏宗じゃ、念仏宗に変ってから、この身も心も、軽うなった気がする――」

「わしなどは、女房が先で、女房に説かれて、初めて、吉水のお話を聞き初めたのじゃが、今となってみると、もし、吉水のお上人様の声というものが、この身の耳に触れなかったら、相変わらず、ばくちはする、酒は飲む、稼業は打ッちゃらかし、どうなるものかと、太く短く、女房子を不幸にして暮していたかも知れんのじゃ」そういう人々があるかと思うと――また、

「きょうの別時念仏には、住蓮様や、安楽房様も、何か、お話をするのでしょうか」

「え、あのお二方は、いつも、鹿ヶ谷にいらっしゃるのですから、きっと、きょうもお見えになりましょう」

「私は、安楽房様のお話を聞いていると、何かしら、嬰児のように、心がやわらいで、それから幾日かは、心が清々となります」

「幾日だけではいけないではございませんか」

「でもまだ、念仏に入りまして、日が浅いのですから為方がありません」などと、歓びを語り合ってゆく若い女たちの群れもあった。

松虫は、そういう人たちの輝いている顔を見ると、