Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
しんらん
親鸞
吉川 英治
Leggi 親鸞 (しんらん) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 566.138 caratteri · 1127 schermate
二
これは、鳳凰の雛だ)そう思いながら、
「入門したいというのは、そこもとか」
「はい」すずやかな返辞である。
「お年は」
「八歳になりました」
「おん名は」
「十八公麿と申します」
「お父君は、武家か」
「いいえ」
「どなたで、何といわるる」
「六条源氏町の藤原範綱の子でございます」
「や、範綱うじの、御猶子か。……ウーム、道理で」
二
自分の眼が間違っていなかったことに、民部は、膝を打って、
「道理で――」と、何度も、うなずいた。
「六条どのは、和学、歌道の方では、当代での指折りである。その御猶子とあれば、なるほど、あらそえぬ」
「お父上か、叔父様が、共に参って、おねがい申すところですが、学問の徒になるには、自分で参って、ひとりで、おねがいするのが、ほんとだと教えられて、こうして、参りました」
「お気持が、ようわかる」
「先生、どうか、私を、今日から儒学のお弟子にしてくださいませ」
「お家庭にいるあいだは何を学んでおられたか」
「お父上から和歌を、また、叔父様から、書道や、やさしい和学を、教えていただきました」
「よろしい、明日から、お通いなさい。民部が、学び得たかぎりの学問を、おつたえいたしましょう」