Classici giapponesi con furigana
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しんらん
親鸞
吉川 英治
Leggi 親鸞 (しんらん) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 566.138 caratteri · 1127 schermate
汝は仏弟子でありながら、仏陀を心から信仰しているのではあるまい」
「そうです、私は、仏陀を偶像的に拝みたくありません、仏陀もわれらと等しい人間であり、われらの煩悩を持ち、われらと共に生きつつある凡人として礼拝したいのであります。そういう気持から、きょうの講義のうちには、多少、偶像として仏陀にひざまずいているあなた方には、すこし耳なれない言辞があったかも知れませんが、それも私の信念でありますから、にわかに、その考え方を曲げろの変えろの仰っしゃられてもどうすることもできません」範宴のことばが終るか終らないうちに一人の法師がかためていた拳がふいに彼の肩先を烈しく突きとばして、
「この青二才め、仏陀も人間もいっしょに考えておる。懲らしめてやれ」
「思い知れ、仏罰をッ」つづいてまた一人の者の振り込んだ棒が、範宴の腰ぼねを強たかに打った。性善坊はすでに、暴力になったとたんに二人の法師を相手に取っくんでいた。
ここの山法師には僧兵という別名さえあるほどで、武力においては、常に侍に劣らない訓練をしているのであるから、性善坊といえども、そのうちの二人を相手に格闘することは容易でなかった。