Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しんらん

親鸞

吉川 英治

Leggi 親鸞 (しんらん) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 566.138 caratteri · 1127 schermate

Aozora Bunko

十二

琥珀の珠でもあるような上人の眸が、和やかな皺の中で――何もかも知りぬいて――またいかにも本意そうに、にっと笑みをたたえていた。

「それは至極なお考えじゃ、法然も、骨を折りましょう。――したが、誰を、お望みか?」

十二

ひろい講堂に隣り合って、そこも広い板敷の僧房だった。

念阿だの、心寂だの、蓮生のような長老たちは見えないが、若い弟子僧たちは、そこの大きな炉を中心にして、大家族の母屋みたいに、閑談しているのが常だった。

「茶でもさし上げようかと思うているが、いっこう、お客間から、手が鳴らんのう」

「うむ、月輪殿も、きょうはだいぶお長座いことだ」そこへ、奥から一人の僧が、まだ生後やっと十月ぐらいな嬰児を抱えてきて、

「困った困った、米の粉を掻いてくれい」

「オオ、眼をさましたか」

「泣き出すと、黙らんのじゃ」

「盛蓮は、あやし上手よ、盛蓮に負わせい」

「わたしが、負いましょう」

「わたしが、負いましょう」僧房のうちで、いちばん年下の盛蓮が、その赤ん坊を負って、ひろい講堂のうちを、

ねんねん、寝たまえ

寝ねんぶつ

ねんねん、居たまえ

居ねんぶつ

立つも、あゆむも

ねんぶつに

浄土の、門では