Classici giapponesi con furigana
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しんらん
親鸞
吉川 英治
Leggi 親鸞 (しんらん) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 566.138 caratteri · 1127 schermate
ひとりでよいか」
「一人のほうがよい」実性は、気を負って、すぐにも行くように、起ち上がった。ところへ、
「おい、おまえたち、そんな所へ寄って何をしているか」禅房から出てきた先輩の念阿が近づいてきて咎めた。
一同は、さあらぬ顔で、
「いえ、べつだん何をしているということもございません」
「黄昏ではないか」
「はい」
「禅房のお掃除もある」
「やります」素直に、若い弟子たちは、散らかって行った。
しかし、実性だけは、念阿の気がつかない間に、森の奥へ走っていた。そして、叡山の肩に低く垂れている夕雲を仰ぎながら、どこともなく姿をかくしてしまった。
宣戦
一
眼だけを出して、頭から顔はぐるぐると袈裟で包んでいる。
誰やら分りようもない。手には「入道杖」とよぶ四尺ほどの杖をつき、破れ法衣に高足駄を穿き、
「満山の大衆」手で鼻を抑え、声まで変らせて、西塔、東塔、叡山の峰、谷々にある僧院の前へ行っては、厄払いのように、呶鳴ってあるくのであった。
「こよい、山門へ立ち廻られよ。こよい立ち廻られよ」すると、僧房のうちで、
「もっとももっとも」と答える声がする。
そう聞くと法師はまた、ほかの寺院の前へ行って、