Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しんらん

親鸞

吉川 英治

Leggi 親鸞 (しんらん) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 566.138 caratteri · 1127 schermate

Aozora Bunko

得度と申しても、まだ九歳では」

「――御訓誡、ありがとう存じまする。……にも拘わらず、慈悲の御袖にすがって、おねがい申さねばならぬ儀は」ここならば、どんなことを口外しても大事はないと思いながらも、範綱は、あたりを、つい見て、

「十八公麿の一身、仏陀のお膝のほかには、置きようがないのでござります」

「なぜ」

「源氏の人々、諸国に興って、平家を勦滅せよの声、巷を、おののかせておりまする……。血まようた平家の衆は、源氏のもの憎しの一図で、およそ、源家の係累のものと聞けば、婦女子でも、引っ縛げて、なにかの口実をとって必ず斬りまする」

「…………」だまって、慈円僧正はうなずきを見せる。

「すでに、お聞き及びでもござりましょうが、この子の生みの母は、源系義家の孫、義朝の従兄妹にてさいつころから、大軍を糾合して、関東より攻めのぼるであろうと怖れられている頼朝、義経は、この十八公麿には、復従兄弟にあたるのでございます」

「ム。なるほど」

「母は、みまかりました。子はまだ九歳、ことに、私の猶子となっておりますゆえ、いかな平家のあらくれ武士も、よもやと思ってはおりますが、私に、恨みをふくむ者もあって、十八公麿の実父有範こそは、源三位頼政公の謀叛に加担して、宇治川のいくさの折に、討死したものであるなどと、あらぬ沙汰も撒きちらされ、ゆく末、怖