Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しんらん

親鸞

吉川 英治

Leggi 親鸞 (しんらん) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 566.138 caratteri · 1127 schermate

Aozora Bunko

あわれや、平家の末路は見えたっ」

「走れ」役人は、牛飼へいって、牛を走らせた。

軌が、すさまじい地ひびきを立て、そして、漠々と、黄いろい土ぼこりを、群衆の上へ舞わせた。

「――この世に、無限の栄華はない。いわんや、平家においてをや。民よ、大衆よ、気を落さずに、世の変るのを待てっ!」

「わあっ」民衆は、どよめいて、

「変れっ、改革まれ」発狂したようにさけんだ。

びし、びし、と鞭に趁われて、檻車を曳いてゆくまだらの牛は、尾をふって、狂奔してゆく。

文覚は、遠ざかる人々へ、

「おさらば」群衆も、眼に涙をためて、

「おさらば――」埃で、陽が昏くなった。

「ああ」と、力なく、草いきれのような嘆息が、そこやここに聞える。そして、人々が見聞したうわさを持って町の方へながれて行くと、その間を、例の六波羅童が、しきりと、小賢しい眼をして、罪を嗅いであるく。

「どこへ、お出でたのか」

「こっちでもないらしい」三人の寺侍だった。

いちど、鳥居大路へ、群衆と一緒に、もどって行ったが、また引っかえしてきて、

「これだから困る」

「あの御曹子には、まったく、手を焼いてしまう。外出は、禁物だ」誰をさがしているのか、きょろきょろと、走ってきて、