Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しんらん

親鸞

吉川 英治

Leggi 親鸞 (しんらん) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 566.138 caratteri · 1127 schermate

Aozora Bunko

けれど――」範宴は膝を折って万野と姫の二人へいうのだった。いつの間にか全霊を打ちこめていた自分の声に気がつく。それは死ぬか生きるかのように必死なものであった。

「よく落着いて聞いてください、この御山は仏法の道場なのです、一箇の解釈で法規をやぶることはできません、それを矛盾といいましょうが、伝教以来の先人が定めおかれた大法であって、この後、何人かが、それは間違っているという真理をつかみ、その真理を大衆に認めさせない限りはどうにもならない掟です。それをも押して、姫と共に山へ上るとしましょうか、いたずらに一山を騒擾に墜し、世の罵りと物笑いをうけるに過ぎず、私はともあれ、姫のおん身は、ただ淫らな一女性のはしたない行為としかいわれますまい。さらに、お父君は元より、青蓮院の僧正、一族の方々のお困りも必然です。それもこれも皆この範宴が罪とおもえばこそ、私は死以上の決意をもって罪の償いに、この山へ参ったのです、どうか私にそれをさせてください、無限の暗黒へ落ちてゆくか、大願を貫かれるか、この一身を人間億生のために捧げてしまいたいのです。姫おひとりに捧げきれない私となっているのです。