Classici giapponesi con furigana
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しんらん
親鸞
吉川 英治
Leggi 親鸞 (しんらん) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 566.138 caratteri · 1127 schermate
破戒不浄の似非門跡に会って、面皮を剥いてくれねば帰らぬと、玄関に立ちふさがる輩もあるし、嫌がらせをいって、金を強請りにくる無頼漢や浪人もあった。
「あくまで、お留守だと申せ」執事の木幡民部は、坊官たちへかたくいい渡して、いよいようごかないと、自身が追い返していた。
今も、訪れた一組は、
「不在ならば、行く先を聞こう」といって、階に、腰をすえこんで、
「四、五日前に、叡山からここへ帰ったことをたしかめて来たのだ。それから、どこへ隠れたのか」坊官たちはもてあまして、
「存じませぬ」というと、
「たわけッ」一人がわれがね声で、
「おのれたち、役僧として、門主のいどころを知らんですむのか。たとえば、今にでもあれ、公庁の御用でもあったらどこへつたえるつもりか」
「でも、そう命じられておりますから、お教えするわけにはゆきません」
「汝らでは、話がわからん。執事を出せ、まさか、執事まで雲がくれしているのではあるまい」
「どなたが仰せられても、御門跡にお会い申すことは絶対にできません」
「うるさい」薙刀の石突きで、一人が坊官の腰を突いた。
坊官が逃げこむと、
「やあ、聞けよ範宴。汝、それほどに自己の行状を恥じるならば、なぜ、ここへ出て、両手をつかえ悔悟の真実を示すなり、世上へ謝罪の法を執るなりせぬか。