Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
しんらん
親鸞
吉川 英治
Leggi 親鸞 (しんらん) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 566.138 caratteri · 1127 schermate
今さら、そんなことに疑義を持っている者は、上人の高足たちの間には、一人もいないといってよい。
もっと、もっと、この人々の研究心は、深い所へ根を下ろしていた。――外部の迫害とか、非難とか、教義の揚足とりなどはよそに、自己のうちに、論敵を求め、自己のうちに真理をつかもうとして、焦心り合っているくらい、それは、すさまじい魂の磨き合いを見せていた。
岡崎の草庵から、善信も、度々そこへ通っていた。そして、いつも火の出るような議論の中へ彼もつかまるのだった。
――ちょうどその日は、高足の聖信房湛空だの、勢観房源智だの、念仏房念阿など初め、そのほか多くの人たちが来て集まっていた。
ふと、善信が、そこへ姿を見せたのである。
すると湛空が、
「オオよい折に」と、早速、
「善信御房、あなたならば、はっきりしたお考えをお持ちにちがいないからうかがうが――」と、質問し出すのである。
「実はただ今、これに集まっている人々の間で、いったい、信仰というものは、人に依って変りのあるものか、変りのないものか。つまり信仰は一か異か――とこういう問題が出たのですが、あなたは、どうお考えになられるのか」