Classici giapponesi con furigana
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しんらん
親鸞
吉川 英治
Leggi 親鸞 (しんらん) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 566.138 caratteri · 1127 schermate
そのいわれは、師の上人の信心も他力によって身に持ち給うもの。また、この善信の信心も、他力によって持つところのもの。――どこにこの両者にちがいがありましょう。否、師と弟子のみではなく、他力門の信心は、すべて一つであって、異があってはならぬものと思うのです」だが、善信がいっただけでは、皆屈しなかった。やむなく、法然の前へ出て、一同は、この解決を求めた。
すると法然は、こういった。
「人により、信心に異があると観るのは、自力の信心のことをいうのじゃ。智慧とか、身分とか、男女の差とか、そういうものを根本にして考えるから、信心もまた、智慧、境遇などに依って、差のあるもののように考えられてくる。――しかし、念仏門の他力の信心というものは、善悪の凡夫、みな等しく、仏のかたより給わる信心であって、みずからの智慧や境遇の力に依ってつかみとる信心ではないのでござる。――ゆえに、法然が信心も、善信が信心も変りはないはず。信心に変りありと考えておわす方々は、この法然が参る浄土へは、手をとりおうても、よも共々参り給うことはかのうまいに……。ようもいちど考えてみられい。いつも一つこと繰り返すようでござるが、もいちどここでも申そう。