Classici giapponesi con furigana
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しんらん
親鸞
吉川 英治
Leggi 親鸞 (しんらん) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 566.138 caratteri · 1127 schermate
「いや、自分も、心では」などとにわかに騒めき出す。
信不退か、行不退か、の試判はこれで明瞭になった。
信の座についた者は、結局、
法印大和尚位聖覚
釈の信空法蓮
熊谷蓮生房
それに――
善信(親鸞)
法然
と、こう五名だけしかなかったのだ。群居する数百名の門徒のうちで、わずかこれだけの人しか真に信仰をつかんでいた人はなかったことが明らかにされたのである。
後は、おそらく、念仏はとなえても、他力の門に籍はおいても、どこかに小さい自力がこびりついていた人々だった。旧教の殻が脱けきれないのか、研鑽が浅いのか、とにかく、肚の底まで、念仏そのものに、澄明になりきれない者たちだった。善信は、心のうちで、
「これでも、今の時代は宗教が旺だといえるだろうか。旧教の仏徒から、嫉視を受けるほど、勃興していると見られている念仏門が――」と、嘆息していた。だが、法然は、
(そうもあろう)当然なことでもあるように、騒めいている門徒たちの上を、嘆きもせず、欣びもせず、いつものような眼でながめていた。
十
叡山の大衆は、その後、
(吉水は降伏した)と、例の法然とその門下の名をつらねた七箇条の誓書に、凱歌をあげていたが、