Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
チベット仏教及び文字の由来
その下を過ぎて一町余り行くとラサ府の西の入口の門に着きました。その門はちょっとシナ風に建てられて居る。それから中へ進んで行って左の広い道に沿うて二町余り行きますと、大きな広庭のある所に着いた。ここまでは馬に乗って来たのですが、さてここにチベットで最も聖とせられ最も崇拝せられるところの釈迦牟尼仏の大堂がある。
ここに安置してある釈迦牟尼仏の由来を聞くに、始めて仏教をこの国に入れられたソンツァン・ガムボという大王が、まだ仏教を信じない時分にシナから唐の太宗の皇女なる文成公主を娶ることになったその時分に、文成公主はその父の太宗に願うて言いますには、チベットは人を殺して喰うという国と聞きますから、かの国がその国に仏法を弘めるという約束をして貰いたい、また一つには、インドから当国に移って居られたる釈迦牟尼仏の像を御供して行きたいと。この約束が成り立ちまして、それで文成公主が一緒にこの国へこの釈迦牟尼仏をお護申して参ったので、それ以来、このラサ府に安置されて居るのでございます。
チベット仏教及び文字の由来 実はこの文成公主がこの国へ来てから仏教及び文字の必要を感じて、仏教修行のためかつはチベット文字を拵えるために、天資英邁の人を撰んで十六人インドへ送ったのでございます。