Japanische Klassiker mit Furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lesen Sie チベット旅行記 (チベットりょこうき) von 河口 慧海 (かわぐちえかい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 531.520 Zeichen · 1042 Bildschirme
しかるに日清戦争以後シナ人の勢力が非常に墜ちて、もはや今日ではチベット人はシナ人に対して敬意を表しないのみならず、ようやく軽蔑する気味が現われて来た。そこでチベットに居るシナ人等は大いにこれを憂えて、何とかしてみたいという考えを起して居ますけれども、何分チベット人が、どうせシナ政府は我が国を助けることは出来やしないと侮り切って居るものですから、その儘泣寝入になって勢力は次第に衰えて行くという今日の有様である。
今後シナの勢力はますます衰えるだけで、決してチベットに対してその衰勢を恢復するということは出来ない。シナからどんな命令があっても、チベット政府は自分に都合の好い事なら肯きますけれども都合の悪い事は決して肯かない。既にシナ政府は各国連合軍を受けてその後和約が成った時に、シナの十八省およびチベット、モンゴリヤ等の部分へ黄色な紙に書いたシナ皇帝の勅語を発した。
でチベットでの一番始めのは、ラサ府の釈迦堂の横にある町家の石壁に貼ってあったですが、その勅語の大意は「我が国民はこれまで誤って外国人を危殆に陥らしめるような事を度々やったけれども、これはその外国人の真相を知らんからである。