Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しんらん

親鸞

吉川 英治

Leggi 親鸞 (しんらん) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 566.138 caratteri · 1127 schermate

Aozora Bunko

はないか。――近くは兄の盛綱は何の科があってか、所領を没取されているではないか。――やがてはその手がわしへ来ることは見え透いておる。こうしているのは自滅を待っているにひとしい」

「さような事のある場合は、殿のおことばを待つまでもなく、われら臣下が、四ツ目の御旗を陣前に押し立て、北条、梶原の輩を一挙に懲らしめてくれますれば」

「それでは遅い、後手だわ」

「では、どう遊ばします」

「こなたから、不意に軍勢をのばすのじゃ、彼奴らの虚を突くのだ」

「かえってそれこそ、鎌倉方の策にのるものです、反逆の軍と呼ばれましょう」

「な、なに」と、四郎高綱は、面に朱をそそいでいった。

「盟約を正す軍を反逆というか!」

「たとえ、君命にござりましてもさような不利な軍は」

「よし、老臣どもの手はからぬ、陣ぶれの状を廻せ!」

「殿っ――」と玄蕃は涙をたたえて、

「泰平をよろこぶ民を憐れみ遊ばせ。――軍は私憤をもってするものではございませぬ。……ご賢慮を」と、袖にすがって諫言しているところへ、小侍が、一個の文筥を捧げてきて、

「御状でございます」と、そこへ差し置いた。ふと見ると――

北越小丸山配所中