轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
みなもとよりとも
源頼朝
吉川 英治
「朝日新聞」1940(昭和15)年1月~10月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 306,118 字 · 613 页
「でもまあ、はなしだけでも聞いてくれい」
「おはなしだけなら伺ってみましょう。……が、たいがい分っています。きっとあなた方お兄弟も、むきになって、何か、お諫め言を仰っしゃったのじゃございませんか」
「そうだ。――だが、申し上げたが無理だろうか。わし達は、残念でたまらぬのだ。吉次、そちはどう思う。鎌倉殿のお仕打を」
四
義経を思う余りに、ふたりの抱いている不平は、元より吉次も抱いている不平だった。
従って、継信と忠信が、泣かぬばかり憤慨して云うところは、いちいち同感であった。共に、貰い泣きしてしまわぬばかりその可憐しい気もちは分る。
だが、吉次は、
「もう、やめましょう」
と、顔を振った。
今は、何も語りたくない、また聞きたくもないと、興のない体なのである。
「それよりは、ご勘当をうけたあなた方は、これからどう召さるお心か。――故郷の奥州へお立帰りなさいますか」
と、訊ねた。
「なんでこのまま、帰られるものか。秀衡様に対しても」
弟の忠信は、兄以上、感情にさし迫っていた。
このうえは関東へ下って、問注所の人々をうごかすか、鎌倉殿へ直訴してもとまでの決心を仄めかした。