Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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しんらん

親鸞

吉川 英治

Lesen Sie 親鸞 (しんらん) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 566.138 Zeichen · 1127 Bildschirme

Aozora Bunko

と彼は長物語りの末に、

「どうしたものでございましょう」と面目ないが、包み隠しもならず、恥をしのんで、打ち明けるのであった。

「なるほど」それで仔細は分ったが、そう聞けば、萱乃の恋もいじらしいものである。それを、男の国助は、ほかにも女があって、かくばかり萱乃を苦しませているのはよろしくない。遊女とかいう国助の一方の情婦をこそ、この際、どれほど、深い仲なのか、正直に聞かしてもらおうではないか。それが、解決の一策というものだと、まず性善坊が、なれない話ながら、相談あいてになってみると、国助のいうには、

「てまえが、遊女屋がよいをいたしたのは、まったくでございますが、決して、浮いた沙汰ではなく、何を隠しましょう、東国を流浪しているうちに、木賊四郎という野盗に誘拐かされて、この宇治の色町へ売られた妹なのでございまする。――けれど、妹が売女だなどという沙汰が、人に知られては外聞もわるし、この萱乃にも、つい初手に打ち明けかねて、近ごろになって、そう申しても、もう信じてもくれないのでございます。けれどてまえは、決して、萱乃が憎いのではございません。どうかして、妹の身代金だけを、兄妹して稼いで抜こうとお互いに慰めていますので、少しでも生活の剰りができれば妹にわたし、妹も幾らでも客にもらえば私に見せて、共々に、月に二度か三度の