Japanische Klassiker mit Furigana
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しんらん
親鸞
吉川 英治
Lesen Sie 親鸞 (しんらん) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 566.138 Zeichen · 1127 Bildschirme
五
――罰がなんじゃ。あたらばあたってみるがよい。おぬしら、臆病かぜにふかれて、それしきのことができぬなら、わしが行って、踏みつぶして見せる」と、輦の轅に片足をかけて、ぽんと飛び下りた。
五
七郎は、驚いて、
「まま、待たせられい」だだっ子の寿童丸を、他の家来たちとともに、無理やりに、輦の上へ、抱いて、押し上げようとする。
「嫌だっ、嫌だっ」小暴君は、轅へ、足を突っ張って、家来の頭をぽかぽか打ったり、七郎の顔を爪で引っ掻いた。
「離せっ、こらっ、馬鹿っ」
「お待ち遊ばせ。成田兵衛の若様ともあるものが、さような、泥足になって、人が笑います」
「笑ってもよいわ。わしは、侍の子だ。いちどいったことは、後へ退くのはきらいだ。わしが行って、小賢しの童めの土偶仏を、蹴砕いて見せるのじゃ。罰があたるか、あたらぬか、そち達は、見ておれ」
「さような、つまらぬ真似は、するものではございませぬ」
「何が、つまらぬ」寿童丸は、家来たちの肩と手に支えられながら、足を宙にばたばたさせた。持てあまして、
「それほど、仰っしゃるなら、やむを得ません、七郎が参りましょう」
「行くか」
「主命なれば――」