Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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しんらん

親鸞

吉川 英治

Lesen Sie 親鸞 (しんらん) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 566.138 Zeichen · 1127 Bildschirme

Aozora Bunko

四

そして、

(これでいいのか)と自分の研鑽を疑った。なんとなく、自信がなかった。

そして、朝夕に艱苦を汲んだ法輪寺川ともわかれて、小泉の宿場町にはいると、すぐ、頭のうちは弟のことでいっぱいになっていた。

四

朝麿は、見ちがえるほど恢復して、病床を離れていた。

兄と、性善坊とが、旅装いをして、ふいに訪ねてきたので、彼は梢とともに、驚きの眼をみはって、

「どこへお旅立ちですか」と、もう淋しげな顔をした。性善坊が、

「いや、お師様には、もはや華厳をご卒業あそばしたので、南都にとどまることはないと、法隆寺の僧都様からゆるしが出たために、お別れを告げてきたのです」と話すと、朝麿は、

「では、叡山へ、お帰りですか」と、なお心細げにいうのであった。

「されば……帰ろうと思う」範宴はそういって、

「ついては、おもとも京都へ共に帰らぬか」

「…………」

「わしが一緒に行ってあげよう。そして、ともどもに、養父上へお詫びをするが子の道ではないか」

「兄上。ご心配をかけて、なんともおそれ入りまする。けれど、今さら養父の家へは帰れません」

「なぜ」

「……お察しくださいまし……どの顔をさげて」

「そのために、兄がついて行くではないか。