Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

しんらん

親鸞

吉川 英治

Lesen Sie 親鸞 (しんらん) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 566.138 Zeichen · 1127 Bildschirme

Aozora Bunko

とつぶやいた。

そして、西洞院の白い大路を透かしてみながら、

「もう追ッつけ来る時分だ……手はずをきめておかなくっちゃいけねえ、蜘蛛太、てめえは柄が小さいから人目につかなくっていい。五条のたもとまで行って、轅に螺鈿がちりばめてある美しい檳榔毛の蒔絵輦がやってきたら、そっと、後を尾けてこい。――それから他の者は、並木の両側にかがんで輦の行くままに気どられないようにあるいてゆけ。俺が、口笛を吹いたら、前後左右から輦へかかって、中の者を引っさらい、何も目をくれずに、淀の堤までかついで行くのだ」

「なんですか、その中の者てえな」

「後で拝ませてやる、俺が今、火事場に近い巷から見つけてきた拾い物だ、今夜、こんな拾い物があろうたあ思わなかった」

「ははあ、親分が見つけたというからにはまた、きりょうの美い女ですね」

「何を笑う。――自分を楽しませた後に、室の港へもってゆけば、大金になる女だ、しかも今夜のは、やんごとなき上の君で、年ばえも瑞々しく、金釵紅顔という唐の詩にある美人そのままの上玉だ、ぬかるなよ」四郎は、いい渡して、

「蜘蛛太はどこへ行った?」と見廻した。

すると、群れのあいだから、河童頭のおそろしく背の短い男が出てきて、