Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

しんらん

親鸞

吉川 英治

Lesen Sie 親鸞 (しんらん) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 566.138 Zeichen · 1127 Bildschirme

Aozora Bunko

「……駄目です、いただいても無駄です、私はもう助からない、死がそこに見えている」うわ言のようにいって、かたく眼を閉じたと思うと、その眼から一しずく涙のようなものを流して、

「――この草庵の主、善信御房はまだ旅からお帰りになりませんか。わたしは、善信御房にお会いして、告げなければならないことがあるんです。……おう、おう、吉水禅房はどうなりましょう……。このままに、手をこまねいていたら、叡山や南都の法敵のために、上人のお身も気づかわれます。せっかく、築きあげてきた浄土門の寂土は、あいつらのために、踏みあらされてしまうに決まっている……。私は、善信御房にひと目会って、私がさぐってきた叡山の様子をお告げしたい……それから死にたいのです……善信御房は、まだお帰りになりませんか」

五

一人の侍女は、勝手元で朝餉の後の水仕事をしている。

玉日は、持仏堂や、居室の掃除を、日課としている。また、良人のものの濯衣なども、すべて馴れないながら自分の手ですることに努めていた。

ゆうべ、実性の傷口の手当をしてやった折に、彼女は朝になって、自分の小袖が血しおでよごれているのに気づいた。