Japanische Klassiker mit Furigana
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しんらん
親鸞
吉川 英治
Lesen Sie 親鸞 (しんらん) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 566.138 Zeichen · 1127 Bildschirme
腕白な主人の顔がおそろしく不機嫌なものに変っているのに気がついて、七郎は、ちと賞めすぎたかなと後悔して口をつぐんでしまった。案のじょうである。
「小賢しいチビめ」輦のうえから、少年は唾をして、罵りだした。
「そんな、利巧者ぶるやつに、ろくな童はないぞよ。第一、まだ乳くさいくせに、仏いじりなどする餓鬼は、この寿童丸、大ッ嫌いじゃ」家来たちの顔を、じろじろ見まわして、どうだというように、待っていたが、誰も、雷同しないので、寿童丸は、いよいよ不機嫌になった。
「やい、やいっ。あの餓鬼めの作ったとかいうその土偶像を奪ってきて、わしの前で、蹴つぶして見せい」
「滅相もないことを」一人の侍がとめると、
「嫌か?」
「でも」
「主命だぞっ」この腕白者は、身装こそ小さいが、口は大人を負かしそうであった。主命といわれて、家来たちは、持てあました。
七郎は、扱い馴れているらしく、かりそめにも、仏の像に、そんな真似をしたら、罰があたって、脚も曲がろうと、なだめたり、説いたりした。
「罰?」寿童丸は、かえって、罰ということばに、反感を燃やしたらしく、
「右大将小松殿の御内でも、成田兵衛為成と、弓矢にしられた父をもつ寿童丸だぞ。