Japanische Klassiker mit Furigana
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しんらん
親鸞
吉川 英治
Lesen Sie 親鸞 (しんらん) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 566.138 Zeichen · 1127 Bildschirme
ことに、信不退、行不退の二つの座に試みられ、その信仰の浅くて晦いことを曝露された人々のうちには、ひそかに、不快とする者もあって、理由も告げず、だんだんに、足の遠退いた者もある。
そういう状態にある吉水へ、さらにまた、一方から不意な法敵があらわれて、
(邪教をつぶせ)と、波瀾のうえに、波瀾をあげてきた一派がある。
奈良の興福寺の衆徒と、その衆徒が、当代の生き仏と仰いでいる、笠置の解脱上人とであった。
興福寺奏状
という一文を草して、表を朝廷にさし出し、つぶさに、吉水の罪状というものをかぞえ上げたものである。
その罪状は、九箇条になっていて、第一、邪教をいい立つるの罪から筆を起し、
――新像図を私販するの罪(摂取不捨の曼陀羅)
――釈尊を軽んずるの罪
――万善を廃するの罪
――神霊に背くの罪
――国家を壊乱するの罪
等、等、かぞえ立てて、その一箇条ごとに、解脱上人がつぶさな意見を誌し、全文をもって痛烈な念仏撲滅論としたものであった。
吉水は今や、文字どおりな四面楚歌だった。
叡山は、権力の上から。
高雄は、学理の上から。
そして今は、奈良の衆僧が、
念仏門の教化とその手段