Classici giapponesi con furigana
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みやもとむさし
宮本武蔵(五)
吉川 英治
Leggi 宮本武蔵(五) (みやもとむさし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 508.883 caratteri · 1017 schermate
の大町人であり、また金力の所有者なのであった。
だから、武家と武家との権力の争覇が起っても、そういう大町人の門は、両方から保護されて、続くことも代々永く続いて来ているが、また御用立てを仰せつかることも、兵火で焼かれない税金のようになっているらしい。
実相院址の一廓は、水落寺の隣り地で、有栖川の流れと、上小川の流れと、ふた筋の水脈に挟まれていて、応仁の乱の折には、一帯に焼け野原となったところで、今でも庭木を植えなどする時は、赤い刀の折れや兜の鉢が出てくるといわれているが、本阿弥家の住居がここにできたのは、勿論応仁以後で、それ以後の家としては古いほうであった。
水落寺の境内を通って、上小川へ落ちてゆく有栖川のきれいな水は、中途から光悦の宅地をせんかんと通過してゆくのである。――その水はまず、三百坪ほどな菜園の間を走り、一叢の林にすがたを隠すと、次には玄関の噴井戸へ、千尺の地の底から出て来たような顔をして現われ、一部は台所へ走って、炊ぎを手伝い、一部は風呂場へ入って垢を持ち去り、また閑素な茶室のどこかに、岩清水のような滴々な音をさせているかと思うと、ここの家族がみな「御研小屋」