Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

みやもとむさし

宮本武蔵(五)

吉川 英治

Leggi 宮本武蔵(五) (みやもとむさし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 508.883 caratteri · 1017 schermate

Aozora Bunko

四

「――痛えっ」

と、叫んだままその男は坐ってしまった。枇杷の木剣が、腰の骨に当った時、がつんといった。

「――もう今日はやめ」

小次郎は、木剣を抛り出して、井戸端へ手を洗いに行った。たった今、自分が木剣で撲り殺した乾児が、井戸の流しに、こんにゃくみたいに白っぽくなって死んでいたが、その顔のそばで、ざぶざぶと手を洗っても、死人には、気の毒という一言もいわなかった。――そして、肌を入れると、

「近頃、たいへんな人出だそうだな、葭原とやらは。……お前たちは皆、明るいのだろう。誰か今夜案内せぬか」

と、笑っていった。

四

遊びたい時は、遊びたいというし、飲みたい時は、飲ませろという。

衒いとも見えるが、率直だともいえる。小次郎のそういう気性を、半瓦はいい方に買っている。

「葭原をまだ見ねえんですか。そいつあ一度は行って見なくちゃいけねえ。手前がお供をしてもいいが何しろ死人が一人出来ちまって、そいつの始末をしてやらなけれやなりませんから――」

と、弥次兵衛は乾児のお稚児と菰の両名に金を預けて、

「ご案内してあげろ」

と、小次郎に付けて出した。

出かける際、彼らは親分の弥次兵衛からくれぐれも、