Classici giapponesi con furigana
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みやもとむさし
宮本武蔵(五)
吉川 英治
Leggi 宮本武蔵(五) (みやもとむさし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 508.883 caratteri · 1017 schermate
二
「明日の夜明け、吉岡の門弟衆が武蔵を討つというたであろが、その果し合いの人数のうちへ、わしら母子も加えていただき、及ばずながら力を協せて、武蔵めに、一太刀なりと、恨まにゃならぬ」
「アハハハ、アハハハ、……冗談じゃねえぞ、おふくろ」
「なにを笑うぞ」
「あまり暢気なことをいってるからよ」
「それは、汝れのことじゃ」
「おれが暢気か、おふくろが暢気か、まア街へ出て、世間の噂をちっと聞いて来るがいい。――吉岡方は、先に清十郎を敗られ、伝七郎を討たれ、今度という今度こそは、最後の弔い合戦だ。破れかぶれも手伝って、血の逆った連中ばかりが、もう滅亡したも同様な四条道場に首をあつめ、この上は、多少の外聞にかかわろうとも、なんでも武蔵を打ち殺してしまえ、師匠の讐を弟子が打つ分には、敢て、尋常な手段や作法にこだわっている必要はない――と公然、今度こそは大勢しても武蔵を討つと、言明しているのだ」
「ホウ……そうか」
聞くだけでも耳が娯むように、お杉は眼をほそめて、
「それでは、いかな武蔵めも、こんどはなぶり斬りに遭うじゃろう」
「いや、そこはどうなるか分らない。多分、武蔵の方でも、助太刀を狩りあつめ、古岡方が大勢ならば、彼も多勢で迎えるだろうし、さてそうなれば喧嘩は本物、戦のような騒ぎになるのじゃないかときょうの京都は、その噂で持ちきり