Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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みやもとむさし

宮本武蔵(五)

吉川 英治

Leggi 宮本武蔵(五) (みやもとむさし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 508.883 caratteri · 1017 schermate

Aozora Bunko

今様六歌仙

一

そこから一応、

(襲るか?)

と、体の正面を、彼方にかたまっている群れへ向けたが、その気色もないと見定めたのであろう。ふたたび歩き出して、縁の北の角まで行ったかと思うと、忽然、蓮華王院の横へと影を消してしまった。

今様六歌仙

一

「こちらの文のお返しに、白紙など遣こされて、なんとも小憎い一座ではある。このまま黙って引っ込んでいては、愈、あの公達輩をよい気にさせて置くようなもの。この上は、わしが行って直談合と出かけ、意地でも吉野太夫をこちらへ申しうけて来ねばならぬ」

遊びに年齢はないものだそうであるが、酔うと興の乗じたまま、踏み止まりのない灰屋紹由であった。こういい出すとどうしても、自分の思い通りにならないうちは、そのひたぶるな遊びのわがままが納まらないとみえる。

「案内しやい」

と、墨菊太夫の肩につかまって立ち上がり、側から光悦が、

「まあ、まあ」

と、引き止めても、

「いいや、わしが行って吉野を連れてまいる――旗本ども、あの方々の席へわしを案内しやれ、おん大将の御出馬に候ぞ、われと思わんものは、尾け、尾け」

危なかしくってはらはらさせられるが、放っておいても決して危なくないのが酔っぱらいである。