Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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みやもとむさし

宮本武蔵(五)

吉川 英治

Leggi 宮本武蔵(五) (みやもとむさし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 508.883 caratteri · 1017 schermate

Aozora Bunko

(ははあ、刀を研いでいる家があるナ)

武蔵はそう思ったが、その家の客となって、それから四日も五日も泊ろうなどとは夢にも思っていなかった。

(武蔵どのじゃないか)

どこかへ出た戻りらしい妙秀尼に、こう呼びとめられて、そこが本阿弥の辻の近所だったということも、後から初めて気がついたほどなのである。

(よう訪ねて来てくだされたのう――光悦もきょうはいるほどに、まあまあ、そう遠慮などせいで……)

と妙秀尼は、彼を路傍で見つけたことの偶然を欣んで、武蔵がわざわざ自分の家へ来てくれたもののように思いこみ、長屋門の内へ連れて入って、下男をやってすぐ、光悦を呼んで来させる。

光悦といい、妙秀といい、いつぞや外で会った時も、こうして家庭で会う時も、少しも変らないよい人たちだった。

(私はただ今、大事なお研物を仕かけておりますので、しばらく母と話していて下さい。仕事をすませば、いくらでも悠りと話しますから)

光悦がいうので、武蔵は妙秀尼を相手にくつろいでいたが、その晩がつい遅くなってしまうと、まあ今夜はということになり、翌る日になるとまた武蔵のほうから光悦に、刀の研や扱いについて教えを乞うと、光悦は自分の「御研小屋」