Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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みやもとむさし

宮本武蔵(五)

吉川 英治

Leggi 宮本武蔵(五) (みやもとむさし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 508.883 caratteri · 1017 schermate

Aozora Bunko

そして懐紙をふくみ、鞘をはらって、静かに、肩のあいだに白刃を立てながら、せっぱから切先まで、ずっと眼をとおしているうちに、この男の眼は、どこからかべつな物を持って来て篏めこんだように、爛として、耀きだした。

ぱちんと、鞘におさめ、何もいわずにまた、武蔵の顔を見ていたが、

「お上がりくだされい」

ずっと膝を退いて、初めて円座をすすめる。

「では」

と、武蔵は辞退せずに上がって坐った。

刀の手入れも手入れであるが、実をいえば、ここの板看板に本阿弥門流としてあったので、京出の研師に違いないと思うと同時に、恐らく本阿弥家の職方長屋の一門下であろうとも考えられ、その後久しく消息を欠いている光悦はご無事か――また、いろいろ世話になった光悦の母妙秀尼もご息災か――そうしたことも聞けるであろうと思って、にわかに、研刀の頼みをかこつけて来たわけであった。

だが耕介は、元よりそんな縁故を知ろうはずもないので、並扱いにしているにちがいないが、武蔵の腰の刀を見てから、どこか改まって、

「お刀は、重代のお持ち刀でござりますか」

と、訊く。

武蔵は、いやべつにそんな来歴のある品ではないと答えると、耕介はまた、では戦場で使った刀か、それとも常用の刀かなどと訊ね、武蔵が、