Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
みやもとむさし
宮本武蔵(五)
吉川 英治
Leggi 宮本武蔵(五) (みやもとむさし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 508.883 caratteri · 1017 schermate
やがて、がやがやとそれへ来た人数を見ると、なるほど、これは大変。
若い女郎衆だけでも、およそ三十名ぐらいはいよう。子守ッ子みたいな禿ばかりでも五人、中年増や婆さんや、男衆など合せると、総勢四十人からの大家族である。
その他、荷駄には、つづらや、長持や、一方ならぬ荷物を積み、この大家族の主人と見える四十がらみの男は、
「草鞋まめができたら、草履に代えて、緒を縛ってあるけ。なに、もう歩けないと、何をいう。子どもを見なさい、子どもを」
と、坐りぐせのついている女郎衆を歩かせるのに、口を酢っぱくしている。
(今日も通る)
と路ばたで声のするように、こうした上方女郎衆の輸送は、三日にあげず通った。もちろん流れてゆく先は、新開発の江戸表である。
新将軍の秀忠が江戸城に坐ってから、いわゆる御新開の膝下へは、急激に上方の文化が移動して行った。東海道や船路のほうは、ためにほとんど、官用の輸送や、建築用材の運搬や大小名の往来でいっぱいで、こういう女郎衆の行列などは不便をしのんで、中山道や甲州筋を選ぶほかなかった。
きょうこれまで来た女郎衆の親方は伏見の人で、どういう了見か侍のくせに、遊女屋の主人となって、目端や才覚も利くところから、伏見城の徳川家へ手づるを求め、江戸移住の官許を取って、自分ばかりでなく、他の同業者にもすすめて